2026/08/20

Staff interview – Lin#Engineer

本質を見たい。未知の分野に飛び込み、仕組みを掴んで結果を出してきた道のり

物事の表面だけでなく、「なぜそうなるのか」という構造そのものに強い興味を持つ、Linさん。航海士からコーディネーター、そしてエンジニアへと、大きく環境を変えながらキャリアを歩んできましたが、本人いわく、変化に対する抵抗はほとんどないのだそう。
ミャンマーで生まれ、台湾にルーツを持つLinさん。航海士として働いた後、日本でトクティーに出会いコーディネーター・総務・CSなど外国人就業者周りの仕事を経て、今はエンジニアとして活躍しています。今回は、キャリア上で経験の無かったエンジニアへと踏み出した理由と、その根底にあるLinさんらしい探究心や仕事への向き合い方に迫ります。

ーエンジニアに転身する前からプログラミングは独学されていたと伺いました。興味を持ったきっかけは何だったんですか?

きっかけは趣味のゲームでした。ゲームは難しいものから簡単なものまで様々な種類があり、遊んでいるときにその裏側の仕組みがどうなっているのかに興味を持ったんです。その延長線上で航海士をやる傍らプライベートでプログラミングの勉強をするようになりました。当時はJavaを1年ほど独学し、簡単なアプリも作ってみました。航海士としての仕事が忙しくなり、中断してしまいました。
プログラミングに惹きつけられたのは元からの性格もあるかもしれません。子供の頃から物語を読んだりする時も、表面的な出来事だけでなく、『なぜ?どんな背景が?』を突き詰めて考えるのが好きでした。
プログラミングの中でも、フロントエンドよりバックエンドに惹かれたのは、決して得意ではないデザインよりも、より機能の本質に近い裏側の仕組みを作る仕事の方が自分に合っていると感じたからだと思います。

ー数ある選択肢の中で、トクティーを選んだ理由を教えてください。

トクティーに行き着く前に、まずは日本に魅力を感じたのが先です。航海士時代、寄港先でアジアのいくつかの国を訪れましたが、生まれ育ったミャンマーとそれほど大きな違いは感じませんでした。ただ、日本に来た時だけは違いました。街並みを見た瞬間、『ここは本当に違う国だ』と強く感じたんです。コロナ禍で航海士の仕事が続けられなくなった時、この未知の国での暮らしを実際に体験してみたいという好奇心から、来日しました。
来日後、転職エージェントを通じてエンジニア職を探したのですが、大学の専攻が情報系ではなかったため、就労ビザが下りにくいと助言を受けました。それなら、まずビザを取得できる仕事に就いて、時間をかけてから改めてエンジニアに挑戦しようと考えました。自分に何ができるかを考えた時、英語や日本語を話せる人は他にもたくさんいますが、ミャンマー語はそう多くありません。この自分にしかできない強みを活かせて、かつ興味のあるIT分野の会社を探したところ、プラットフォームというIT技術を使って、出身国であるミャンマーと日本をマッチングするトクティーに行き着いたんです。自分が懸け橋として貢献できるという思いも、大きな決め手になりました。

ーコーディネーターからエンジニアへのキャリアチェンジについて、きっかけを教えてください。

コーディネーターとして1年半ほど働き、その中でCS(カスタマーサポート)や総務の業務も経験しました。ある程度経験を積んだ頃、次のキャリアとしてエンジニアに挑戦したい気持ちが強くなり、まずは上司に「エンジニアの仕事がしたいから転職を考えている」と相談したんです。その話が杉原社長にも伝わって、後日「うちのエンジニアチームでポストを用意できるけど、どうか」と声をかけてもらい、今に至ります。

ーエンジニアへのキャリアチェンジで苦労したことはありますか。

以前独学していたのはJavaでしたが、実際に社内で使われている言語はRubyだったので、ほぼゼロから学び直すことになりました。きちんとできるようになるか、正直不安もありましたね。
最初は業務時間外に、同僚に教えてもらった無料の学習サイトで勉強していましたが、思い切って一度休職し、2ヶ月間エンジニアの勉強に専念する時間を取らせてもらいました。その後、無事にエンジニアとしてトクティーに戻ってくることができました。

ー過去の経験が今のエンジニアの仕事に活きていると感じる場面があれば教えてください。

コーディネーターやCSの経験は、今の仕事にも大きく活きていると感じています。ビジネス側の業務フローやお客様の視点を理解しているからこそ、ただ仕様通りにコードを書くだけでなく、「この仕様だと使いにくいかもしれない」と気づいた時には、自分から提案して実装を調整するようにしています。そうしたビジネスサイドとのコミュニケーションを大切にしています。

ー大きく環境を変えながらキャリアを歩んできたLinさんですが、その中でも変わらず大切にしてきた考え方があれば教えてください。

環境が変わることに対して、昔からあまり抵抗がないんです。これは自分の性分のようなものだと思っています。その代わり、意識して大切にしているのは、その時々で自分にできること、やりたいことを100%ではなく120%の力でやり切ること。ただその場にいるだけでなく、きちんと何かしらの成果を出す。そこは、どんな環境に身を置いても変えたくないと思っています。